研究課題/領域番号 |
22531002
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
大鹿 聖公 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (50263653)
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研究分担者 |
佐藤 崇之 弘前大学, 教育学部, 准教授 (40403597)
向 平和 愛媛大学, 教育学部, 講師 (20583800)
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キーワード | 社会教育施設 / 教育連携 / 教材開発 / 地域活用 / 体験型プログラム |
研究概要 |
本研究では、自然系社会教育施設を活用しながら理科教員が主体となって実践する理科教材カリキュラム・プログラムの開発を目指すものである。本年は研究の初年度にあたり、主に以下の3点について研究を行った。 (1)社会教育施設における教育普及活動の現状把握及び分析 日本国内や海外における社会教育施設での理科を中心とした教育プログラムの実践事例や資料について施設を訪問して収集するとともに、その内容について分析した。具体的な施設として、科学系博物館として、国立科学博物館、日本科学未来館、山梨県立科学館、岐阜県立博物館、静岡市科学館、名古屋市科学館他、動物園として、旭川市旭山動物園、名古屋市東山動物園、日本平動物園、よこはま動物園、とべ動物園、日本モンキーセンター、名古屋港水族館他、20以上の施設を訪問した。また、それ以外の施設についてもWEB上で公開されている資料を収集して分析した。その結果、国内で行われている教育プログラムのほとんどが子どもを対象として行っているものの理科の教科や単元と密接に結びついて行われているものは極めて少ないことがわかった。 (2)学芸員や教育普及担当を対象とした教育プログラム実施状況 学校教員や子どもを対象として、社会教育施設の活用状況の実態調査並びに、社会教育施設に期待する内容、学校教育における施設の利用などに関する現状を調査した。その結果、施設の近隣の学校での活用が多く、また教員研修の一環として実施されているものが多く見受けられた。 (3)理科教材及び教育プログラム開発 社会教育施設から入手した施設が保有する学習素材ならびに地域素材をもとに、開発する理科教材のための基礎研究を行った。本年は、国内の動物園からフクロウのペリットを収集して、教材開発研究を行った。
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