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2010 年度 実績報告書

学校教育におけるジェロントロジー教育のカリキュラム開発システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22531014
研究機関上越教育大学

研究代表者

細江 容子  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (30272876)

研究分担者 久保田 善彦  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (90432103)
松沢 要一  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (10401788)
光永 伸一郎  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (20260549)
キーワード社会学 / 教育学 / 教科教育学 / カリキュラム開発 / ジェロントロジー
研究概要

本研究の目的は、超高齢社会で意義のあるジェロントロジー教育のプログラムや教材開発を通じて教育の現場に新鮮で十分に吟味、加工された「情報」を、提供しようとするシステムを構築するものである。それらの教材は、現場教員のわずかな工夫によって、数学や理科、家庭や保健体育などの各教科に取り入れられるものとする。そのことによって、各教科の内容を学ぶ事で、ジェロントロジーの内容も同時に学習出来るような教育プログラムや教材開発を行うシステムを構築する。
具体的には、欧米の実践的プログラムの現地調査と文献研究、University of Texas Health Science Center at San Antonioの協力による研究・セミナー等を基に、知識と情報の宝庫である大学・それを生み出す研究者と教育のプロである教師とが協同で、新たなる「知識」をいわば蒸留し「情報」を抽出し、それを児童・生徒のためにわかりやすく翻訳し、ジェロントロジー教育のプログラムとその教材開発手法を研究し、Linuxの様なOpen Source的アプローチでそれを展開し、それを多様な教科の教育の現場で役立てる方法を研究し、そのシステムを構築することを目的とする海外研究者の協力により、ジェロントロジー教育の理論構築と具体的実践的展開を探るためのプログラムやその教材開発研究に関わるシステム構築は、日本ではまだなされていない。
平成21年度に実施された内容は以下の通りである。
1)統合カリキュラムの理論(本学小林辰至らの研究)の研究者から助言を得つつ、学校教育におけるジェロントロジー教育理論の枠組みを高橋亮(ジェロントロジー研究所所長)Edward Ansello(ヴァージニアコモンウェルズ大学ジュロントロジー研究センター所長)の協力で作成する。
2)初等、中等教育における、ジェロントロジー教育の世界的動向を探る。特にその研究が進んでいる欧米の実践的プログラムの現地調査と文献研究を行う。
3)日本の学校教育に即したジェロントロジー教育を検討すう。そのために、ジェロントロジーの研究・教育実践が進んでいるアメリカのUniversity of Texas Health Science Center at San Antonioでの研究や教育実践プログラムやその実情を調査・研究し、セミナー等を通じて研究者や現場の教員との研究・協議を行い、そこで得られた知見を考察する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 子どもの生活経験と学校教育をつなぐ学校教育におけるジェロントロジー教育構想2010

    • 著者名/発表者名
      細江容子、春日珠記
    • 雑誌名

      Journal of Gerontology Renaissance

      巻: Vol.3 ページ: 113-122

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 家庭科の中の社会学2010

    • 著者名/発表者名
      細江容子
    • 雑誌名

      社会学評論

      巻: Vol.6 NO.3 ページ: 277-293

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 家族関係学をどう教えるか-戦後日本社会と家族関係学〈知〉変遷-2010

    • 著者名/発表者名
      細江容子
    • 雑誌名

      家族関係学

      巻: 第29号 ページ: 49-54

    • 査読あり
  • [学会発表] 中学校理科におけるジェロントロジー教育~中学校2分野「刺激と反応」から~2011

    • 著者名/発表者名
      井上育美(指導:久保田善彦)
    • 学会等名
      修士論文発表会
    • 発表場所
      上越教育大学
    • 年月日
      2011-02-10

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公開日: 2012-07-19  

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