研究課題/領域番号 |
22531035
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研究機関 | 名古屋女子大学 |
研究代表者 |
白井 靖敏 名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (20267925)
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研究分担者 |
鷲尾 敦 高田短期大学, オフィス人材育成学科, 教授 (30259379)
下村 勉 三重大学, 教育学部, 教授 (80150217)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 教育学 / 教科外教育 / グループ学習 / ファシリテーター / ICT |
研究概要 |
平成24年度は23年度までの研究成果の検証を主な目的として、グループ学習の活性化などを目的とした本研究対象の学生に対し、研究計画にそって実践した。学生が主体的に課題を選択し、その解決のための情報収集、議論、成果発表(プレゼンテーションなど)の形での学習活動とともに、学生自身が学習の成果を発表する手法としてプレゼンテーションや作品制作、模擬授業を取り入れた授業デザインを、昨年度の課題をもとに改良し、グループ学習を行った。そのなかで、本研究主題であるリーダー、ファシリテーターのグループ学習における具体的な役割の仕事内容について、学生の希望と適性で選択させた実践結果から、実際の学習過程のなかでは、リーダーとファシリテーターの仕事の内容の明確化が進み、グループ学習が活発になった。ファシリテーター育成のための教育プログラムの構築などへの有効性が検証できた。 具体的には、①グループ学習の効果を高めるための教育プログラム(ファシリテーター育成のための体験型学習)の実践である。リーダーの負担感はあまり軽減しなかったものの、グループ学習における学習効果を大きくするファシリテーターの役割が重要なことが、実践事後調査等から、昨年同様明らかになったとともに、学生個々の学習の深まりや達成感が見られた。また、②課題制作型授業においては、ファシリテーターを配置するクラスと配置しないクラスのグループ学習の状況を比較し、ファシリテーターの配置でグループ学習が活性化するかを検証した。ファシリテーターを配置し、リーダーとの役割を明確にすることにより次の3つの効果が認められた。i)どのグループもグループ討論が活性化し失敗に終わるような状況がなかった。ii)意見交換が促進され、振り返りレポートにおいて多くの言葉で学習内容を記述でき学習の深まりが見られた。iii)成果物にグループ討論での意見交換の成果が反映されていた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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