研究概要 |
義務教育段階の個別の不登校支援は、体制が強化されたことにより進んできた。しかし、義務教育段階修了後の集団内における支援は、十分開発されてこなかった。そのため、本研究では、義務教育段階を修了した不登校回復期にある高校生を対象に、個別での支援ではなく、集団を用いた協同学習モデルを開発し、実践を行った。主な研究成果は次の通りである:1)不登校回復期の生徒に対する協同学習の手法と学習者特性に合わせた協同学習モデルの開発,2)授業実践を通して効果的な学習環境のあり方が示された,3)授業実践を通して、生徒の学習適応の変化を捉えることができた。
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