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2012 年度 実績報告書

大学資源を活かした地域への学生ボランティア派遣システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22531060
研究機関群馬大学

研究代表者

霜田 浩信  群馬大学, 教育学部, 准教授 (80364735)

研究分担者 井澤 信三  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (50324950)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード特別支援教育 / ボランティア / 発達障害
研究概要

最終年度の平成24年は主に以下の2点について検討した。
1)学校ボランティアハンドブックの効果検証:平成23年度の研究において作成された学校ボランティアハンドブックが、ボランティアに出かける際の学生にとって、どのようにボランティア活動の知識・技能につながるかを検証した。その結果、学生はまずは子どもへの基本的なかかわりそのものに関する情報を必要としていることがわかった。また、教育現場にでかける経験が少ない学生にとっては、ボランティアの心得的な情報も重要であることが確認された。さらには、教育現場にでかける経験を積み重ねても基本的な関わり方に関する情報を必要としながら、個別ケースに対応できる情報が必要であることが分かった。
2)学校ボランティア派遣システムの考案
学生ボランティアを円滑に継続的に実施していくためには、学生の学校現場にでかける際の不安・課題の解消と関わり方に関する知識・技能の向上が重要になると考えられた。そのために以下のような派遣システムが必要であると考えられた。
①大学側の学生ボランティア派遣体制の整備:大学の「学生支援課」などが、地域の学校から「ボランティア派遣依頼」を引き受ける窓口になり、また、学校現場でのボランティアを希望する学生を登録させることによって、学校現場のボランティア依頼内容とボランティア学生の意向をマッチングさせることが必要である。②ボランティア活動参加に向けた情報提供:教育現場にでかける経験が少ない学生にとっては、ボランティアの心得的な情報や児童生徒との基本的な関わり方についての情報を提供していくことが必要である。③ボランティア活動継続のための支援体制:学生がボランティア活動を実施していく中で抱えた課題をボランティア活動記録などによって把握し、その課題への助言を行う体制が重要であると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 発達障害のある子どもへのとらえ方を変える大切さ2012

    • 著者名/発表者名
      霜田浩信
    • 雑誌名

      月刊学校教育相談

      巻: 26(7) ページ: 10-13

  • [雑誌論文] 発達障害児の親の会におけるSSTを重視した余暇支援活動 : 専門家の助言と学生ボランティアの導入による支援2012

    • 著者名/発表者名
      田中里実・橋本創一・鈴木みのり・山田真幸・霜田浩信・斉藤理恵子
    • 雑誌名

      東京学芸大学教育実践研究支援センター紀要

      巻: 8 ページ: 17-22

  • [学会発表] 特別支援学校の海外修学旅行における学生ボランティアの役割-保護者へのインタビュー分析から-.

    • 著者名/発表者名
      真下和将・霜田浩信
    • 学会等名
      日本発達障害支援システム学会2012年度研究セミナー・研究大会
    • 発表場所
      順天堂大学
  • [学会発表] 小中学校へ派遣される学生ボランティアが必要とする情報の検討

    • 著者名/発表者名
      霜田浩信・井澤信三・星野常夫
    • 学会等名
      日本発達障害支援システム学会2012年度研究セミナー・研究大会
    • 発表場所
      順天堂大学
  • [図書] クラスで気になる子の支援 ズバッと解決ファイル NEXT LEVEL2012

    • 著者名/発表者名
      阿部 利彦 編著
    • 総ページ数
      197
    • 出版者
      金子書房

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公開日: 2014-07-24  

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