研究概要 |
平成23年度は、人工内耳装用児(当事者)及び保護者アンケート調査のまとめ及び国内外の情報収集において,人工内耳装用児に対する教育プログラムについて検討することを目的として、以下の研究を推進した。 1.国内の聾学校を訪問(こばと聴覚特別支援学校、横須賀市立聾学校他)し,教育現場における人工内耳装用児の指導の現状と課題について情報交換した。 2.聴覚医学会、特殊教育学会等、各種研究会に参加し,人工内耳に関する情報収集をした。 3.全国聾学校を対象とした人工内耳に関する調査の結果を長寿科学振興財団感覚器障害研究研究成果発表会(東京医療センター)において、報告した。 4.アメリカワシントンにおけるThe Alexander Graham Bell Associationの主催による2011 Listening & Spoken Language Symposiumに参加し、小児人工内耳リハビリテーション、指導の実際に関する情報を収集した。 5.少年期及び青年期における聴覚障害を有する人工内耳を装用する当事者(中学生、高校生、大学生)及び人工内耳装用児をもつ保護者の教育的支援に関する意識について基礎的な資料を得るために、人工内耳友の会〔ACITA〕親子の部を対象として「人工内耳装用児をもつ及び保護者人工内耳装用児(者)の意識に関するアンケート調査」を実施し、結果を分析し、まとめた。
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