聴覚特別支援学校に着目した場合、人工内耳装用児・家族に対し、早期から就学後に至る支援を一貫して、継続して支援することが重要であり、このため地域連携機能を活用し校内の諸機能を整備することが必要不可欠な要件であると結論し、「特別支援教育体制における人工内耳装用児・家族支援モデル」を提案した。 本研究は、人工内耳装用児・家族の支援を時系列に沿って捉えることにより、社会資源としての教育機関や医療機関の特長を明らかにし、発達の各期において特別支援教育の果たすべき支援内容を構造化して示したものとして独自性がある。
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