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2013 年度 実績報告書

有理的連結多様体とその上のベクトル束の射影幾何学的視点と圏論的視点からの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22540043
研究機関電気通信大学

研究代表者

大野 真裕  電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (70277820)

研究分担者 寺川 宏之  都留文科大学, 文学部, 教授 (80277863)
山口 耕平  電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (00175655)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード導来圏
研究概要

本年度は,斉次1次式を成分に持つ行列のmaximal minorsの性質について,偏微分方程式の研究者1名と代数幾何の研究者1名とともに共同研究をおこなった.鍵となる道具と結果は,Eagon-Northcott複体とその性質に関する結果であり,その証明は,導来圏の言葉を使うと理解しやすい.共同研究の結果得られた定理及びその証明は,純粋に代数的なものであるが,偏微分方程式にも応用がある点に特徴がある.そこで,それらを論文の形にまとめて投稿した.
また,射影空間からトーリック多様体への連続写像全体のなす位相空間を調べる研究を,トポロジーを専門とする研究分担者とともに行なった.鍵となるのは,Coxによるトーリック多様体の記述である.得られた成果を論文にまとめ,投稿した.トーリック多様体は,導来圏の研究でもよくとりあげられる.この研究をとおして,トーリック多様体に関する知見を深めることができた.
最後に,本研究でいままで得られた導来圏に関連した事柄は,すべて,full strong exceptional sequenceに関連した結果で,strongという条件がついている.このstrongという条件をはずすと,自然とDG-categoryの枠組みにはいり,Bondal-Van den Berghの結果やKellerの結果が関係してくる.最近,DG-quiverなる概念もあらわれており,これらを使って,strongという仮定のない,より一般的な状況でこれまで得られた結果がどうなるかを明らかにしたい.そこで,DG-categoryや非有界導来圏に関する知識拡充をはかった.また,t-structureの張り合わせやperfect複体や非有界導来圏に関する知識の拡充もおこなった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

論文を2つまとめて投稿し,また,前年度投稿した論文が採択されて,それに関する研究発表もおこなったため.

今後の研究の推進方策

ホモロジカル射影双対,stability condition, DG-category, 非有界導来圏に関する研究を今後も推し進めていく.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Triangulated Categories. I:Foundations2014

    • 著者名/発表者名
      寺川宏之,大野真裕
    • 雑誌名

      The Tsuru University Review

      巻: 79 ページ: 1-15

  • [雑誌論文] A spectral sequence and nef vector bundles of the first Chern class two on hyperquadrics2013

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Ohno, Hiroyuki Terakawa
    • 雑誌名

      Ann. Univ. Ferrara

      巻: Published Online: ページ: 11 September

    • DOI

      10.1007/s11565-013-0188-6

    • 査読あり
  • [学会発表] A spectral sequence and nef vector bundles of the first Chern class two on hyperquadrics

    • 著者名/発表者名
      大野真裕
    • 学会等名
      代数幾何ミニ研究集会
    • 発表場所
      埼玉大学

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公開日: 2015-05-28  

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