フランスのレンヌ大学を9月に訪問してFichouとMilnor特異点の共同研究を行った。Fichouとは前年度も共同研究を行い、その研究を続けている。そして、その研究結果はまとまったので、それを論文に書いているところである。それは雑誌に発表する。 特異点理論の研究では、兵庫教育大学の小池敏司氏と埼玉大学の福井敏純氏とで、兵庫教育大学に3回集まり、共同研究をした。そして多項式写像の位相的タイプの基数に関する、ある結果を得た。それをこれから論文に書く予定である。 またイギリスのマンチェスター大学を9月に訪問してTresslと共同研究をした。Tresslとは 前年度も同じテーマで共同研究を行なった。その内容は、Artinの近似定理を位相的に証明することである。ようやくそれが完成した。その研究結果を論文にしている所である。それは一流の雑誌に発表する。Tresslは基礎論の専門家なので、さらに本研究に応用可能な基礎論の手法の情報を彼から得た。これはこれからの私の研究に役立てる。
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