• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

巡回群の同変理論からみた分類空間のコホモロジーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22540102
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

亀子 正喜  芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (50270343)

キーワードトポロジー / 代数学 / 数理物理 / 幾何学
研究概要

pを素数Gをリー群または代数群,BGをその分類空間とする.研究の目的としてすでに計算されているBGのコホモロジーの計算結果をより見通しよい方法で再計算すること,そしてそれを通して分類空間のコホモロジーの計算の統一的方法を見いだすことを挙げた.平成22年度には射影ユニタリ群の分類空間のmod pコホモロジーについては極大トーラスの正規化部分群の部分p-群(可換基本p-群のリース積)のコホモロジーと関連した形で記述できる可能性についての予想を数理解析研究講究録No.1679の中で述べた.例外リー群E_7の分類空間のmod2コホモロジーについては射影ユニタリ群の分類空間のポワンカレ級数の記述方法にもつながる形でより分かりやすいポワンカレ級数の記述方法を見いだし2010年11月のホモトピー論シンポジウムで発表した.例外リー群E_6,E_7,E 8の分類空間のmod2コホモロジーはスチーンロッド代数上の代数として次数4の元ともう一つの元から生成されると予想されている(E_6,E 7については正しいがE_8の場合は予想である).複素ベクトル束の特性類であるチャーン類を用いて例外リー群の分類空間のmod2コホモロジーの次数が4ではない方の生成元あるいはその2乗が記述できることを示し2011年1月と3月に研究集会で話をした.例外リー群の分類空間のmod2コホモロジーの生成元の間には非自明な関係式があることが知られているが,生成元をある複素表現のチャーン類として表したときに例外リー群E_6の分類空間のmod2コホモロジーの生成元の間の関係式がチャーン類とスチーンロッド代数の満たすべき関係式(ウーの公式)から導かれることを見いだし2010年11月に岡山大学で話をした.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Cohomology of the cyclic group Z/p2010

    • 著者名/発表者名
      亀子正喜
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録

      巻: 1679 ページ: 98-112

  • [学会発表] Chern classes and generators2011

    • 著者名/発表者名
      亀子正喜
    • 学会等名
      非安定ホモトピー論指宿集会
    • 発表場所
      指宿市民会館
    • 年月日
      2011-03-17
  • [学会発表] Chern classes and generators2011

    • 著者名/発表者名
      亀子正喜
    • 学会等名
      数理科学セミナー
    • 発表場所
      東京都市大学
    • 年月日
      2011-01-20
  • [学会発表] Wu formula2010

    • 著者名/発表者名
      亀子 正喜
    • 学会等名
      トポロジーセミナー
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2010-11-25
  • [学会発表] Poincare series of the cohomology of BE7 revisited2010

    • 著者名/発表者名
      亀子 正喜
    • 学会等名
      ホモトピー論シンポジウム
    • 発表場所
      九州大学西新プラザ
    • 年月日
      2010-11-03

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi