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2012 年度 実績報告書

モデル理論におけるタイプ排除定理とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 22540110
研究機関筑波大学

研究代表者

坪井 明人  筑波大学, 数理物質系, 教授 (30180045)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードモデル理論
研究概要

自由変数xおよび y を持つ論理式φ(x,y)を考える.yの部分にパラメータを代入した場合を考える.このパラメータが樹形図状に並んだ場合が興味ある場合である.モデル理論における,理論のクラスの分類において,この樹形図上のノードに並んだパラメータを代入した論理式の集合が重要になる.実際にモデル理論的安定性およびモデル理論的単純性などは,ある種の論理式集合Γが解を持つか否かということで定義されている.
本研究においては,Γにおいてパラメータ集合が一様樹形図としてとることができるか否かについて研究を行った.
Γに対する同質性の条件として,「部分樹形図条件」,「弱い意味での樹形図条件」,ならびに「強い意味での樹形図条件」を定義して,Γがそれらを満たすときに,Γのパラメータ集合として,それぞれ「一様樹形図」,「弱い意味の一様樹形図」,ならびに「強い意味での一様樹形図」の存在を示した.弱い意味での場合においては,Shelahが明確には述べていなかった結果の厳密な意味での証明を与えている.
また以上の結果は,樹形図が横幅がω,高さがωの場合であるが,応用を目指した場合には,これ以外の形の樹形図の考察も必要になる.我々は,高さが偶数のノードではその後継ノードが一つだけの場合も考察をし,単純性理論の考察へ応用を行った.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Locally o-minimal structures2012

    • 著者名/発表者名
      Kawakami, Tomohiro; Takeuchi, Kota; Tanaka, Hiroshi; Tsuboi, Akito
    • 雑誌名

      J. Math. Soc. Japan

      巻: 64, No. 3, ページ: 783-797

    • 査読あり
  • [雑誌論文] On the existence of indiscernible trees.2012

    • 著者名/発表者名
      Takeuchi, Kota; Tsuboi, Akito
    • 雑誌名

      Ann. Pure Appl. Logic

      巻: 163, No. 12, ページ: 1891-1902

    • 査読あり
  • [学会発表] Real closed field as an extension of Q

    • 著者名/発表者名
      坪井明人
    • 学会等名
      高知モデル理論研究集会
    • 発表場所
      高知工科大学
  • [学会発表] On small models

    • 著者名/発表者名
      坪井明人
    • 学会等名
      「モデル理論夏の学校」研究集会
    • 発表場所
      東海大学山中湖セミナーハウス
  • [図書] 数理論理学の基礎・基本 (理工系数学の基礎・基本)2012

    • 著者名/発表者名
      坪井明人
    • 総ページ数
      116
    • 出版者
      牧野書店

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公開日: 2014-07-24  

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