研究課題/領域番号 |
22540119
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
伊藤 俊次 金沢大学, 自然科学研究科, 研究員 (30055321)
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研究分担者 |
藤崎 礼志 金沢大学, 電子情報学系, 准教授 (80304757)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 準周期タイリング / エルゴード理論 / マルコフ分割 / フラクタル / サブスティテューション / non-Pisot数 |
研究概要 |
当該年度の研究実施計画の(3)で述べたように, (i) Jacobi-Perron (JP)アルゴリズム(高次元連分数)から生成される d=3 の substitution 列が,いかなる条件を満たして並んでいるとき, dual substitution 列によってできるパッチ列が,平面上の stepped surface へと成長していくかについて,伊藤-大槻の定理が知られているが,modified JP アルゴリズムに変更しても成り立つことが分かった.この成果は,論文「The condition for the generation of the stepped surfaces in terms of the modified JP algorithm」としてまとめる予定だが,報告としては,研究集会「Ergodic Theory and Metric Number Theory」(於:日本女子大)において発表した.(共同研究者:古門(横浜国大),安冨(東邦大)). (ii)「value付き」と呼ばれる高次元連分数展開の新しいタイプ(計算機実験上3次体と相性がよい)が,田村・安冨により提案された.このアルゴリズムについても,stepped surface 上の dual substitution が well-definedであることがわかった.この成果は,論文「A new multidimensional slow continued fraction algorithm and stepped surface」としてまとめられており,その報告は,Conference "Subtile 2013"(於:CIRM (マルセイユ,フランス),発表者:田村)において発表した.(共同研究者:古門(横浜国大),斉藤(はこだて未来大),田村(津田塾大),安冨(東邦大)).
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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