研究課題
(1)減衰するランダムポテンシャルを持つ1次元シュレーディンガー作用素において、それを有限体積に制限した作用素の固有値を考え、それの無限体積極限における振る舞いを調べた。(ア)減衰オーダーがxの1/2乗よりも速いとき、この固有値をスケーリングして得られる点過程はクロック過程に収束し、さらにsecond order はガウシアンに収束する。(イ)減衰オーダーがxの1/2乗であるとき、この点過程はcircular beta ensemble の極限と一致する。(2)ポテンシャルは減衰しないが、体積のα乗で減衰するカップリング定数をかけて得られるシュレーディンガー作用素において同じ問題を考えた。(ア)減衰オーダーがxの1/2乗よりも速いとき、この点過程はdeterministic なクロック過程に収束し、second order はガウシアンに収束する。(イ)減衰オーダーがxの1/2乗であるとき、この点過程は、確率微分方程式で記述される別の点過程に収束する。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件)
RIMS Kokyuroku Bessatsu
巻: B45 ページ: 19-24
Journal of Statistical Physics
巻: 未定 ページ: 未定
10.1007/s10955-014-0987-x
Festschrift Masatoshi Fukushima
Advances in Applied Mathematics
巻: 53 ページ: 28 - 43
FPSAC 2014, proceeding volume of Discrete Mathematics and Theoretical Computer Science