予備的研究において扱った確率ランキング過程は、ジャンプ率を時間的に定数としたが、オンライン書店のランキングに限らず、現実の経済活動や社会活動を考えると、深夜よりも昼間のほうが活動が活発であると考えられる。また、列のできる店に惹かれる心理を考えると、個々の購買活動は一般には独立でないと考えられる。これまでの確率ランキング過程に、時間変化を扱いやすい形で考慮したモデルを構成し、その無限粒子極限に関する結果を得た。このモデルは、一列に並んだN個の粒子が独立に、それぞれ固有の時間的に変化するジャンプ率(時間変化の
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