研究課題
基盤研究(C)
本研究の主要な成果は、(1)ロトカ・ボルテラ餌食・捕食者系モデルに対して、餌食が存在している領域に捕食者が侵入する過程を記述する進行波解について、捕食者の拡散係数がゼロのとき相空間解析により存在を証明したこと、(2)ロトカ・ボルテラ2種競争モデルの進行波解の解析に基づいて、個体群が生息領域を拡大する過程において、種間競争関係が中立遺伝子の多様性の空間分布に影響を与えることを明らかにし、さらに進行波解の速度に関する新しい知見を数値的に得たことである。
数物系科学