• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

補間多項式の収束性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22540162
研究機関関西学院大学

研究代表者

北原 和明  関西学院大学, 理工学部, 教授 (40195277)

研究分担者 地道 正行  関西学院大学, 商学部, 教授 (60243200)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードテイラー展開 / 補間多項式 / エルミート補間
研究概要

関数 f が 2点テイラー展開可能であることの定義であるが,与えられた 2 個の標本点における重複度 n (各標本点の重複度が n)のエルミート補間多項式 pn(x) を考え,n を無限大にしたときに pn が被近似関数 f に定義された区間の点で収束するとき,f は与えられた 2 点でテイラー展開可能であると呼ぶことにする.取り組むべき大きな課題は,どのような関数が2点テイラー展開可能であるかということである.
昨年度の時点で次の結果を得ていた.1 つは 1 点テイラー展開可能な関数(通常のテイラー展開可能な関数)が 2 点テイラー展開可能であるということ.もう 1 つは,x = 0 を境に x が 0 以上の範囲で多項式 p(x) で表され,x が負の範囲では多項式 q(x) で表される連続な関数 f(x) を与えたとき,この関数は 2 点 -1,1 を中心にして 2 点テイラー展開可能であることについて示した.
今回は 2 点テイラー展開可能な新たな関数のクラスを探すことを主な課題とした.便宜上,標本点は -1, 1 の 2 点で考える.結果としては,x = 0 を境に x が 0 以上の範囲で解析関数 p(x) で表され,x が負の範囲では別の解析関数 q(x) で表される関数 f(x) (x = 0 での連続性はなくても良い)を与えたとき,この関数は 2 点 -1,1 を中心にして開区間 (-1, 0) と (0, 1) の和集合で2 点テイラー展開可能であるということである.さらに f(x) が x = 0 で連続ならば,f(x) は2 点 -1,1 を中心にして閉区間[-1, 1] で2 点テイラー展開可能である.また,f(x) の 2 点 -1,1 における2 点テイラー展開の x = 0 における収束性や項別微分可能であることも証明した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A Note on Two Point Taylor Expansion II2013

    • 著者名/発表者名
      K. Kitahara
    • 雑誌名

      International Journal of Pure and Applied Mathematics

      巻: 86 ページ: 採録決定

    • 査読あり
  • [備考] 研究の実績報告書

    • URL

      http://sci-tech.ksc.kwansei.ac.jp/~kitahara/main/study2000-.html

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi