1.一般の境界条件を持った熱方程式に対する半空間における混合問題の解がL_\infty-L_1有界になるための必要十分条件は境界作用素がいわゆる強ロパチンスキ条件かつアルフアー条件であることを示した。さらにこの強ロパチンスキ条件の下、アルフアー条件なしで、1<p<\inftyの時、混合問題の解のL_p有界性が示せる。ここで述べた結果はストークス方程式に対する半空間での混合問題に応用できる。、 2. 全空間におけるキルヒホフ方程式に対する初期値問題および散乱理論は、データーがある時間に関する可積分条件を満たす時、初期値問題の大域解の存在およびの大域解の時間的な漸近挙動の存在を示した。
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