研究課題
1. 申請者はポーランドで9月に行われた、"Partial differential equation in Mathematical Biology"(organizer A.Stevens etc.)に成果発表と情報収集のため海外出張を行った。そこで最新の結果を収集、関連領域の研究者と研究連絡と情報収集を行った。ポーランド・スペインの関連した研究者達との打ち合わせおこない、今後の研究計画において重要な共同研究の基礎を築くきっかけを得た。2. 申請者と梅沢は藤田保健衛生大学医療科学部に、シミュレーションのためのハードとソフトを整えて起動させる準備を行っている(Mathematica 8.0の導入)。数理医学関係の図書を購入、研究室の学生の協力を得て、数値アルゴリズムの開発と数値実験を試み、数理医学の最新の動向を調査する環境を整えることができた。さらに斉藤とともに、非局所腫瘍侵潤モデルの今後の数値シミュレーションの計画と可能性について研究打ち合わせを行った。3. 方程式における非局所接着項はインプリシットに与えられ、有効な条件は一般的には与えられていない。ポーランドの数学者たちによりある程度数学的に妥当性のある十分条件が与えられたことが今回の渡航によりわかった。さらに適切な形式化と属すべきクラスの策定を行っている。4. 申請者と研究分担者・連携研究者は、3月に数理講演会を開き、分野横断的に研究者を招聘し研究集会を開き、特に走化性方程式・進行波解を扱っている研究者達との、情報交換並びに研究打ち合わせを行った。
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