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2011 年度 実績報告書

ラドン変換に関連する諸問題の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22540214
研究機関防衛大学校

研究代表者

滝口 孝志  防衛大学校, 総合教育学群, 准教授 (50523023)

キーワードラドン変換 / CTスキャン / 超局所解析 / 佐藤超関数 / 流体力学 / 指紋認証 / 生産関数
研究概要

本年度は、ラドン変換を含む逆問題の超局所的性質を調べる為の基本となる、
超局所解析の基本理論と均一な物体の復元理論の実用への応用について研究を行った。
広島大学(12月)、ソガン大学(韓国、2月)、東京工業大学(2月)にて講演を行い、流体における渦層の表現に関する研究発表を行った。
KAIST(韓国、2月)にて招待講演を行い、Radon変換における一意性の問題と、関数の無限遠における特異性との関連に関して研究発表と意見交換を行った。
Radon変換の実用への応用の一つとして、部品メーカーの技術者達と研究連絡を行い、均一な物体のラドン変換による復元理論の鋳巣における非破壊検査への応用について検討している。この研究の成果の一部は本年中に出版される予定である。
さらに、この問題については拡散方程式における逆問題に用いられる手法が有用ではないかという新たな研究課題を創出し、これについても研究している。
超局所解析そのものの研究も進んでおり、超関数の構造と一意接続性について研究成果をまとめると共に、さらなる発展を目指している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初、計画していた国際研究集会は無事終了し、関連する超局所解析関連の成果も上がっている。
また、昨年度・今年度と実用に携わる研究者や技術者との交流から、半初目的としていた新たな研究課題の創出にも成功し、関連する成果も出始めている。

今後の研究の推進方策

現在の方針に沿って、これまでの研究を進めていきたい。
これまでの研究の継続のみならず、新たに創出した指紋認証への積分変換の応用、鋳巣の非破壊検査に関しては、既存の手法にない新たな解析方法についても検討したい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Non-uniqueness of the reconstruction for connected and simply connected setsin the plane by their fixed finite projections2012

    • 著者名/発表者名
      Takashi Takiguchi
    • 雑誌名

      Acta Mathematica Scientia

      巻: 132 no.3(To appear)

    • 査読あり
  • [学会発表] On uniqueness problem for the Radon transform2012

    • 著者名/発表者名
      Takashi Takiguchi
    • 学会等名
      Colloquium at KAIST
    • 発表場所
      KAIST(韓国)(invited talk)(招待講演)
    • 年月日
      2012-02-03
  • [学会発表] On the representation of the vortex sheets in fluid mechanics2012

    • 著者名/発表者名
      Takashi Takiguchi
    • 学会等名
      Seminar on Applied Analysis at Sogang University
    • 発表場所
      Sogang University(韓国)(invited talk)(招待講演)
    • 年月日
      2012-02-02

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公開日: 2013-06-26  

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