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2010 年度 実績報告書

極小曲面論並びに関連する幾何学的変分問題における特異点と均衡条件

研究課題

研究課題/領域番号 22540232
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪市立大学

研究代表者

加藤 信  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (10243354)

研究分担者 高橋 太  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10374901)
小森 洋平  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (70264794)
キーワード多様体上の解析 / 極小曲面
研究概要

本研究は、三次元Euclid空間内の埋め込まれたendのみを持つ有限全曲率完備極小曲面、いわゆるn-noid,特にcatenoid型のendのみを持つn-end catenoidについて、種数0の場合の曲面全体の空間の相対weightによるより詳細な記述、種数1の場合の相対weightによる崩壊の分析、種数2以上への一般化を図ると共に、特異点集合の研究を中心に近年注目されている、三次元Lorentz空間内の極大曲面についても、特有の現象について、相対weightを用いた分析を行うことを目的とするものである。
まず、種数0の場合については、相対weightを用いて、分岐条件を分岐点の個数まで込めて完全に記述し、また、曲面全体の空間についても、genericな場合については、代数的な記述を得た。これらの結果については、現在論文を準備中である。
次に、種数1の場合については、二つのクラスの内、ほとんど例の知られていなかった方のクラスについて、豊富な例を構成し、また、一定の対称性を課した場合についての非存在条件を得た。これらの結果についても、現在論文を準備中である。
また、三次元Lorentz空間内のsimpleなendのみを持つ極大曲面についても、これまで研究がなされていなかったクラスについて、曲面の存在条件について極小曲面の場合に類似したものと、このクラス固有の、二つの定式化を行い、これを用いて多くの例を構成し、存在についても部分的な結果を得た。この研究は継続して進行中である。

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公開日: 2012-07-19  

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