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2010 年度 実績報告書

中性子星磁気圏における粒子加速理論の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 22540244
研究機関山形大学

研究代表者

柴田 晋平  山形大学, 理学部, 教授 (90187401)

キーワード宇宙物理学 / 高エネルギー天文学 / プラズマ物理学 / パルサー
研究概要

ガンマ線宇宙望遠鏡フェルミの成功によって、新しい観測事実の集積が急速に起こり、関連した多波長観測を加えて、新しい時代が始まろうとしている。そんな中で、本研究では、フェルミ時代の中性子星磁気圏理論の構築を目指す。
初年度は、3次元構造解析のためのプログラム開発を行った。特に、従来の粒子シミュレーションプログラムの高精度化、Particle-in-Cell法の導入を行なった。また、ガンマ線パルスのプロファイルを計算するプログラムの制作に着手した。
さらに、謎の天体とされるマグネターとパルサーの中間天体を見つけるための観測提案を行った。
また、マグネターにおける粒子加速の解明もターゲットとし、中性子星および関連天体磁気圏理論全体へ成果の波及を図る。
今年度は、マグネターからの放射のすざくによる観測の結果わかってきた年齢による系統的なスペクトルの変化を説明する現象論的なもでるを構築した。さらにそれを光子分裂によって説明するためのモデル計算を開始した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Method of the Particle-in-Cell Simulation for the Y-point in the Pulsar Magnetosphere2010

    • 著者名/発表者名
      Umizaki M, Shibata S
    • 雑誌名

      Pub.Astr.Soc.Japan

      巻: 62 ページ: 131-142

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Broad-band study with Suzaku of the magnetar class2010

    • 著者名/発表者名
      Enoto T., Nakazawa K, Makishima K, Rea N, Hurley K, Shibata S
    • 雑誌名

      Astrophys.J

      巻: 722 ページ: L162-L167

    • 査読あり
  • [学会発表] 強磁場中性子星の磁気圏の構造の活動性と粒子加速2011

    • 著者名/発表者名
      柴田晋平
    • 学会等名
      第四回ブラックホール磁気圏勉強会
    • 発表場所
      大同大学、名古屋市
    • 年月日
      2011-03-02
  • [学会発表] Grape-DRを用いた中性子星磁気圏の3次元プラズマシミュレーション2010

    • 著者名/発表者名
      和田智秀、柴田晋平、高田順平
    • 学会等名
      日本地球惑星連合2010年大会
    • 発表場所
      幕張メッセ、千葉市
    • 年月日
      2010-05-26

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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