研究課題
ガンマ線宇宙望遠鏡フェルミの成功によって、新しい観測事実の集積が急速に起こり、関連した多波長観測を加えて、新しい時代が始まろうとしている。そんな中で、本研究では、フェルミ時代の中性子星磁気圏理論の構築を目指して研究を実施した。(1)3次元構造の粒子シミュレーションを実施し、あたらしく、電流中性面を発見し、新しい観測の解釈を提示できた。従来のポーラーキャップモデル、スロットギャップモデル、アウターギャップモデルの関係を明確にした。(2)幾何構造からパルス波形を算出するプログラムの開発を行った。開発は予想以上複雑で現在も開発を続けている。(3)観測による検証を進めるため、電波パルサーでありながらマグネターの性質を示す天体を、日本のX線天文衛星「すざく」を新たにひとつ発見した。(4)強磁場パルサーの効果の研究を行った。特に、マグネターにおいて光子分裂の効果を入れて、マグネターからのスペクトルを説明するモデルを世界に先がけて提出した。(既成の考えとは異なる点も多いたまだ論文は受理されていない。)
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)
Pub. Astr Soc. Japan
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