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2010 年度 実績報告書

新星の理論的全天サーベイ

研究課題

研究課題/領域番号 22540254
研究種目

基盤研究(C)

研究機関慶應義塾大学

研究代表者

加藤 万里子  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50185873)

キーワード天体物理学 / 理論天文学 / 新星 / 白色矮星
研究概要

本年度は英文論文2編、国際会議他5件の発表を行った。主な成果の1つは、私の新星風理論をうらづける、新星風が起こらない場合(PU Val)の解析を詳しく行なったことである。これにより、新星風理論を広くIa型超新星へ応用する足がかりができた。次はIa型超新星を起こす天体がどのくらい強くX線を出しているかを調べたもので、観測値をきれいに説明できるため、SD説の強いうらづけになったといえる。本研究のテーマとの関連では、おそい新星とよばれるタイプへの理解が、新星風が起こるかおこらないかとの関係で説明できることがわかり。これで最もはやい新星からおそい新星まで、統一的に理解できるようになった。また新星風りろんの応用であるIa型超新星の親天体のモデルが理論的サポートを得たことである。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A Light Curve Model of PU Vul2011

    • 著者名/発表者名
      Kato, 他3名
    • 雑誌名

      Astrophys.J

      巻: 727 ページ: 72-80

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Supersoft X-ray Phase of Single Degenerate Type Ia SN Progenitors2010

    • 著者名/発表者名
      Kato, 他2名
    • 雑誌名

      Astrophys.S

      巻: 724 ページ: 212-216

    • 査読あり
  • [学会発表] Novae and Accreting WDs.as SN Ia Progenitors2010

    • 著者名/発表者名
      M.Kato
    • 学会等名
      IAPワークショップ
    • 発表場所
      パリ(仏)
    • 年月日
      2010-06-29
  • [備考]

    • URL

      http://sunrise.hc.keio.ac.jp/~mariko/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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