研究課題
基盤研究(C)
超重力理論ではゲージ場の運動エネルギー項がスカラー場との非自明な結合を持つことが知られている。我々は、このことに着目し、宇宙初期において非等方なインフレーションを引き起こすモデルを発見した。さらに、このモデルが宇宙背景放射の統計的な非等方性や温度揺らぎと偏光の相関等の存在を予言することを明らかにした。Planckのデータリリースが遅れたため、観測データとの比較によるモデルの検証には至らなかったが、素粒子の基礎理論を初期宇宙の観測から探求する新たな道を開いたものと自負している
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PTEP 2013 033E02
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