ハドロン加速器でのトップクォーク生成崩壊過程を通じ,標準模型を超える新相互作用の存在可能性を探った.我々は,まず,Tevatron,LHC の両データの統合でトップ-グルオン結合の解析精度が飛躍的に向上することを示した.次に,終状態レプトンの運動量分布を導き,そこに最適観測量解析法を適用して非標準トップ結合測定で期待される統計精度を評価した.更に,レプトン角分布への脱結合定理の制約を避ける為にはレプトン横運動量切断の導入が有効であることを見出した.また,ミューオン加速器におけるトップ-ヒッグス結合の検出可能性についても解析した.以上の成果をまとめた論文は,既に合計50回以上引用されている.
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