研究課題
基盤研究(C)
本研究では、通常の原子核では現れないエキゾチックな変形状態を調べ、その変形状態に特有の集団的運動としての回転励起状態を、大きな角運動量を持つ高スピン状態まで研究した。ここでのエキゾチック変形とは正四面体型の変形であり、よく知られた原子核の四重極変形(楕円型変形)とは異なった高次の点群対称性を持っており、量子力学的スペクトルに特徴的な様相が現れる。角運動量及びパリティー射影法を用いた微視的計算により、世界で始めてこの特徴的なスペクトルが現れることを示すことができた。正四面体変形状態の存在はまだはっきりと確認されていないが、今回の結果はこれからの研究に大きな示唆を与えるものと期待できる。
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