研究課題
基盤研究(C)
一様な加速度系を記述する Rindler 時空での量子場について、特に地平面近くでのその振舞いを研究した。スカラー場、ベクトル場(電磁場)およびテンソル場(重力場)の伝播関数を計算し、これらの場で記述される粒子の交換による力のポテンシャルの性質を調べて、その虚数部とRindler 時空で知られている Unruh 効果との関係を明らかにするとともに、地平面付近での物質の安定性を考察した。この研究はPhys. Rev. D誌に出版されている。さらにスカラー場の場合に、その熱力学的性質を調べた。固有モードのエネルギースペクトルに Rindler 時空特有の縮退があることにより、熱力学特性関数には空間2次元の特徴が現れることなどがわかった。この研究に関する論文は、現在準備中である。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件)
Phys. Rev. Lett.
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