3次元トポロジカル絶縁体の結晶転位上の1次元状態が熱電変換性能指数を低温で増大させることを見いだした。またトポロジカル絶縁体同士の界面では、表面状態の混成で界面状態を形成するが、通常と異なり、表面ディラックコーンのカイラリティに依存してギャップレスになることを見いだした。また「界面対称性」という特異な対称性がある場合には、界面状態のギャップが線上で閉じる特異なバンド構造を示すことを見出した。またワイル半金属相について、そのアーク状の表面状態が示すバンド分散、その系のパラメタ変化に対する変化、表面終端依存性を理論的に見いだした。
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