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2012 年度 実績報告書

電子系のコヒーレンス制御による大振幅コヒーレントフォノンの生成

研究課題

研究課題/領域番号 22540334
研究機関上智大学

研究代表者

欅田 英之  上智大学, 理工学部, 助教 (50296886)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード光物性 / コヒーレントフォノン
研究概要

バンド間共鳴励起を用いた通常のコヒーレントフォノン生成の方法では、電子の反結合軌道への励起による格子結合自体の変化が支配的になる。そのため、これまでフォノンのソフト化に対する議論は、複雑かつ不明瞭なものになっていた。それに対して、本研究では、極短光パルスを使い、格子系の非調和性のみに由来するコヒーレントフォノンのソフト化の実現を目指す。
特に、格子系と電子(励起子)系の空間的コヒーレンスが与える影響を明らかにするため、バルク試料と量子ドット試料による比較を行うことを目的としている。
今年度は、最終年度として、まずバルク半導体におけるこれまでの研究成果をまとめつつ、測定の再現性を確認した。さらに昨年度に観測に成功した液体中CdSeドットにおけるコヒーレントフォノンの特性をより詳細に調べた。
具体的には、昨年度の段階ではかろうじてドットでの信号が「見える」状態であったのに対し、より物理的な議論を発展させるため、同一の試料を用意してレーザーの揺らぎの影響をさらに抑えるといった、測定系の改良を行った。その結果、コヒーレントフォノン信号のポンプ光/プローブ光の偏光選択則、および信号の減衰過程のポンプ光強度依存性を詳細に調べられるようになっている。これをもとに、上記で述べたように本研究の初年度からおこなっている、バルク半導体中での非共鳴高強度パルスによるコヒーレントフォノンの大振幅化の結果と比較し、コヒーレントフォノンのソフト化に向けて、最適な試料形状と励起方法の検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 光触媒二酸化チタンの光励起キャリアダイナミクス2012

    • 著者名/発表者名
      欅田英之
    • 学会等名
      第5 回超高速光エレクトロニクス研究会
    • 発表場所
      箱根
    • 年月日
      20121207-20121208
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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