研究課題
基盤研究(C)
本研究では、 格子の非調和効果のみによるコヒーレントフォノンのソフト化をめざす。まず、パルス列で励起を行うと、多光子吸収を抑制しつつ、大きな振幅を持つコヒーレントフォノンを作成できることを明らかにした。このことは、パルス整形技術によって、試料の電子系を低温に保ちつつフォノンのソフト化への可能性を示唆している。さらに、二準位電子系とみなせる CdSe 量子ドットで、初めてコヒーレントフォノンの観測に成功した。
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表面科学
巻: 32巻 ページ: 761-766
DOI:10.1380/jsssj.32.761