研究課題
基盤研究(C)
DNAに電荷担体を導入しナノ電子素子の可能性を探るため、2価金属イオンMをDNAに導入したM-DNAの物性を調べた。その結果、多くの2価金属イオン中で、Fe-DNAと凍結乾燥Zn-DNAにのみ電子担体の導入の可能性を見出した。Fe2+はFe-DNA中でFe3+として存在し、高スピンと低スピン両状態が混在する。また、水和されたZn2+を持つZn-DNAから凍結乾燥法を用いて水分を完全に除去すると、Znが窒素と配位結合し強相関のπ電子スピン系が出現する。これらの振舞を理解するモデルを提案した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (22件) 備考 (1件)
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http://spinman.phys.se.tmu.ac.jp