研究課題
基盤研究(C)
ヨウ化錫液体において観測された二液体を熱力学的に安定な二液相と見なし、これら二液相間転移のシナリオを記述するべく始まった本研究は、この研究期間において 1)当該二液相が確かに熱力学的に安定な相であることを実験的に示したのみならず、2)これら二液相を含めたヨウ化錫系のポリアモルフィズムが水系、および水型の四面体型オープンネットワーク構造をもつ物質のポリアモルフィズムに同形であることを理論的に示した。後者により、水系では到達し得ない、液相-液相臨界点近傍の研究に新たな道を切り開いたことになる。
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