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2011 年度 実績報告書

礫質フォアセット堆積構造の形成プロセスーファンデルタ単層の観察と水路実験による

研究課題

研究課題/領域番号 22540467
研究機関信州大学

研究代表者

村越 直美  信州大学, 理学部, 准教授 (80270966)

キーワードフォアセット / ファンデルタ / 堆積構造 / 水路実験
研究概要

大規模な礫質フォアセット中に見られる多様な堆積構造の成因に関して,野外での露頭観察に基づく詳細な記載と水路実験を用いた実験堆積学的手法によって,それらの堆積プロセスを明らかにし,礫質な大規模フォアセットの堆積学的な発達モデルを提案することが研究目的である.
そのために今年度はまず,露頭観察(上田市鴻之巣)での観察・記載により,1)フォアセットユニットの認定,2)ユニット中の粒度変化,3)層厚変化などの調査を重ね,データをまとめている.今後,粒子ファブリックなどのデータ解析を行い,これらの結果を総合してフォアセットタイプをまとめ,堆積モデルに組み入れて行く予定である.つぎに,水路実験では新しく作成した給砂装置を使った予備実験を行い,装置の性能を確認した.予備実験として単粒径砂礫を用いて給砂性能試験を行った.さらに今後,混合粒径を使った給砂性能試験を行い,流量・給砂量を変化させる本実験へ移行する予定である.また,文献調査として,関連するフォアセットの記載論文と実験堆積学論文を選び出し,データベースにまとめている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

東日本大震災の影響で給砂装置の完成が遅れたため予備実験までは行えたが,23年度中の本実験の開始には遅れが生じている.

今後の研究の推進方策

24年度は本実験でのフォアセット形成プロセスと堆積構造との関係の解明を重点的に研究を進め,これまで行ってきた露頭観察結果を統合して,礫質フォアセットの形成プロセスとしてまとめていく.

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公開日: 2013-06-26  

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