研究課題
基盤研究(C)
琉球列島には, 広く第四紀サンゴ礁性堆積物が分布している. このうち高緯度のサンゴ礁北限域のサンゴ礁は,第四紀の温暖化・寒冷化が周期的に繰り返された時期には,成立・発達・消滅を繰り返したと推定される.そこでトカラ列島小宝島東方沖の島棚域を対象にして,氷期(低海水準期)の礁性堆積物の発達状況を検討した結果,サンゴ礁発達北限域の氷期の背弧側にあっても,琉球列島主部と同様のサンゴ礁生態系が存在していた可能性が明らかになった.
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月刊地球
巻: 44 ページ: 363-372