ダイヤモンドアンビルセルによる高圧発生と、レーザー加熱による高温発生、ならびに交流インピーダンス測定を組み合わせて用い、超高圧高温下その場交流インピーダンス測定技術を開発した。これを用いて、H2O高圧氷のインピーダンスを50GPa・2000K領域まで測定し、インピーダンスが加熱中に温度上昇に伴い不連続に増加する現象を検出した。これは超イオン伝導氷相が出現したためと考えられる。一方、室温下加圧過程において、約10GPaを頂点にインピーダンスが低下する現象を検出した。このメカニズムを理論的に検証した。
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