研究課題
基盤研究(C)
地球の気候変動に影響を及ぼしている気体の一つである硫化カルボニルを加水分解する酵素の立体構造を決定し、基質選択機構について検討した。この酵素の全体構造や触媒部位の構造は、二酸化炭素を水和し炭酸と水素イオンを生成する反応を触媒する酵素に非常に類似してい たが、基質の酵素への侵入口に違いが見られたことから、この部位が基質の選択性に関わって いる可能性が示唆された。本研究成果を基に、この酵素の基質選択性、安定性、反応性を改良 することにより、硫化カルボニルの効率的な除去法の開発につながることが予想される。
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J. Am. Chem. Soc.
巻: 135 ページ: 3818-3825
DOI:10.1021/ja307735e.