研究課題
基盤研究(C)
本研究では、物質系として透明導電性薄膜用材料や紫外線遮断機能そして光触媒活性など多様な機能を有するTiO_2ナノ粒子および3価陽イオンドープZnOナノ粒子を対象とし、ナノ粒子の安定な分散ゾルおよびそれらを用いた高配向性薄膜作製法の検討を中心に研究展開を行った。特に、新しい合成手法として、H_2Oないしグリコール類を溶媒とする溶液中で反応温度100℃以下かつ常圧下でアミンの共存下での酸化物ナノ粒子の生成・成長過程において、セルロースチューブ中で透析を行いながら粒子成長・熟成を行う反応プロセスとすることで、溶液中に存在する不純物イオンによるナノ粒子の凝集沈殿生成を抑制しながら、ナノ粒子の結晶化と安定な分散を同時に実現する反応系を構築することができた。また、得られた経常異方性を有する酸化物ナノ粒子の基板上への堆積により、高配向性を有するAl^<3+>ドープZnO薄膜の作製などを実現した。
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