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2012 年度 実績報告書

二酸化炭素の電気化学的固定化技術の開発とクリーンエネルギーの創出

研究課題

研究課題/領域番号 22550187
研究機関公益財団法人神奈川科学技術アカデミー

研究代表者

中田 一弥  (財)神奈川科学技術アカデミー, 重点研究室光触媒グループ, 研究員 (70514115)

研究分担者 藤嶋 昭  (財)神奈川科学技術アカデミー, 重点研究室光触媒グループ, 重点研究室長 (30078307)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードCO2 / 電気化学的還元 / クリーンエネルギー生成 / ダイヤモンド電極
研究概要

本研究では、電気化学的還元(電解還元)法に着目し、エネルギー源として太陽光を用いて二酸化炭素を電解還元法で有用物質に高効率で変換(固定化)する技術を確立するとともに、電解還元法で生成した生成物からクリーンエネルギーとして利用できる液体燃料を生成することを目的とする。本年度は下記について検討を行った。・太陽電池パネル(本研究室設備)と電解還元セルの電源を接続した。また周辺装置を組み立てた(太陽電池パネルの出力は一枚当たり125 Whであり、電解還元セルを十分に駆動させることができる)・太陽光エネルギーを駆動力とした電解還元の実施した。・天気による発生電力の変化を確認した。・ 電解還元を行うための必要な電力以外を貯蓄するバッテリーを設置した。・貯蓄した電力を用いて、夜間に電解還元を行う。最終的に24時間稼働する電解還元システムに構築を図った。・使用した太陽光エネルギーと生成した液体燃料エネルギー変換効率の算出を行った。
また、本年度はさらに研究を発展させて下記を行った。・BDD電極のボロンドープ率を変化させてCO2還元に対する影響を行った。その結果、ボロンドープ率が低いほど、高効率でCO2が還元されることがわかった。一方、単位時間あたりの(CO2還元生成物の)生成量はボロンドープ率が高いほど、多いことがわかった。また、BDD電極表面をイミダゾール類縁体で修飾した電極を作製し、CO2還元を行った。その結果、修飾前では高電圧でしか生成しなかった酢酸が、修飾語では低電圧でも生成することが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (4件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] ロンドープダイヤモンド電極を用いた二酸化炭素の電気化学的還元,

    • 著者名/発表者名
      中田一弥
    • 学会等名
      電気化学会第80回大会
    • 発表場所
      東北大学川内キャンパス
  • [学会発表] ボロンドープダイヤモンド電極を用いた二酸化炭素の電気化学的還元

    • 著者名/発表者名
      中田一弥
    • 学会等名
      第19回シンポジウム 光触媒反応の最近の展開
    • 発表場所
      東京大学生産技術研究所コンベンションホール
  • [学会発表] BDD電極を用いた二酸化炭素の電解還元

    • 著者名/発表者名
      尾崎拓也
    • 学会等名
      第26回ダイヤモンドシンポジウム
    • 発表場所
      青山学院大学青山キャンパス
  • [学会発表] イオン液体修飾BDD電極を用いたCO2の電解還元,

    • 著者名/発表者名
      安達大雅
    • 学会等名
      第26回ダイヤモンドシンポジウム
    • 発表場所
      青山学院大学青山キャンパス
  • [産業財産権] ホルムアルデヒドの製造方法2012

    • 発明者名
      中田一弥, 藤嶋昭, 村上武利, 落合剛, 栄長泰明, 尾崎拓也
    • 権利者名
      中田一弥, 藤嶋昭, 村上武利, 落合剛, 栄長泰明, 尾崎拓也
    • 産業財産権種類
      特許特願2012-232358
    • 産業財産権番号
      特願2012-232358
    • 出願年月日
      2012-10-19

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公開日: 2014-07-24  

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