研究課題
基盤研究(C)
面発光型半導体レーザ(VCSEL)の特性改善を行い、より広い分野に応用可能なレーザとすることを目的として研究を行った。VCSELは通常の半導体レーザと比べてその電流経路が大きく異なる。このため、磁界を電流と平行に印加して電流の拡散を防ぐことで、高いキャリア密度を実現し、光出力の増加そして横シングルモード化を目指す研究を行った。またVCSELは広帯域な周波数雑音特性(20GHz程度)を持つので、吸収線付近でVCSELが発振していると、レーザ光強度が高速でスイッチングされ大きな光強度雑音が観測される。この光強度雑音を8桁のA/Dコンバーターを用いることで生成させた2進数列を物理乱数として利用して、40Gb/sの超高速の乱数生成に成功し、国際会議その他で報告した。
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Optical Engineering
巻: Vol.52, No.1 ページ: 014302-1-7
doi:10.1117/1.OE.52.1.014302