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2012 年度 実績報告書

下肢関節における3次元荷重伝達機構の生体内測定

研究課題

研究課題/領域番号 22560074
研究機関新潟大学

研究代表者

小林 公一  新潟大学, 医歯学系, 助教 (70296317)

研究分担者 田邊 裕治  新潟大学, 自然科学系, 教授 (60143020)
坂本 信  新潟大学, 医歯学系, 教授 (80215657)
大森 豪  新潟大学, 研究推進機構 超域学術院, 教授 (70283009)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード生体力学 / 膝関節 / 軟骨接触 / 下肢荷重
研究概要

関節における軟骨接触状態をイメージレジストレーションにより測定可能かどうか検証するため、イメージレジストレーションによって求められた軟骨形状モデル同士の干渉領域および干渉深さと、感圧センサにより実測した接触圧力分布データと比較検証した。
ヒト切断肢2体の膝関節を対象とした。CTおよびMRI撮影を行い、3次元再構成ソフトウェアを用いて、遠位大腿骨と近位脛骨の3次元骨形状モデルを構築した。MRI画像からはさらに大腿骨と脛骨の3次元軟骨形状モデルを構築した。重錘により切断膝へ任意の圧縮荷重を作用させることが可能な自作装置に切断膝を設置し、膝関節前方から内側および外側関節面に感圧センサを挿入した。荷重を作用させたままの状態で2方向X線撮影を行い、得られたX画像の骨輪郭とCT骨モデルとMRI骨モデルの投影輪郭との重ね合わせにより大腿骨と脛骨の3次元位置を決定した。3次元位置決定後の大腿骨および脛骨形状モデルにそれぞれMRI軟骨モデルをフィッティングし、軟骨モデル同士が重複した部分を接触領域とみなした。CT骨モデルおよびMRI骨モデルとも軟骨モデル同士の接触深さと測定圧力は内側ではいずれも関節面前方に、外側は関節面中央に分布した。また、圧縮荷重が増加すると接触深さと圧力は増加し、分布領域も大きくなった。また、CT骨モデル同士の近接量分布の位置は軟骨接触領域の位置と概ね対応した。以上の結果から、イメージレジストレーションにより得られた接触深さ分布および近接量分布から関節における接触状態を推定する方法は有効であることが示された。
また、軟骨形状モデル同士の干渉深さから、有限要素法により接触応力を算出する方法について検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] n-vivo Patellar Tendon Kinematics During Weight-Bearing Deep Knee Flexion2012

    • 著者名/発表者名
      Koichi Kobayashi
    • 雑誌名

      Journal of Orthopaedic Research

      巻: 30 ページ: 1596-1603

    • DOI

      10.1002/jor.22126

    • 査読あり
  • [学会発表] 膝蓋骨トラッキングの生体内測定と有限要素法による膝蓋大腿関節の接触解析2013

    • 著者名/発表者名
      小林公一,坂本信,Li G
    • 学会等名
      第25回日本機械学会バイオエンジニアリング講演会
    • 発表場所
      つくば
    • 年月日
      20130000
  • [学会発表] イメージマッチングによる 膝関節接触状態評価法の実験的検証: CT骨モデルとMRI骨モデルの比較2012

    • 著者名/発表者名
      小林公一
    • 学会等名
      平成24年度非破壊検査春季講演大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20120523-20130523
  • [学会発表] イメージレジストレーションによる膝関節接触機構評価法の実験的検証2012

    • 著者名/発表者名
      小林公一,坂本信,田邊裕治
    • 学会等名
      日本機械学会2012年度年次大会
    • 発表場所
      金沢
    • 年月日
      20120000

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公開日: 2014-07-24  

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