研究概要 |
提案した固定砥粒工具と汎用の工具で目詰まりの発生現象について検討した結果,目詰まりは、(1)高砥粒密度によるチップポケットの形成、(2)工具と工作物の接触面積の増大,(3)非スパイラルによる気孔レスが原因であった.この3因子を考慮すれば、微細砥粒使用の工具でも目詰まりを抑制できることが分かった.また、目詰まりした工具には砥粒径以上の切屑が発生するが、目詰まりしなければ、たとえ微細砥粒使用の工具でも砥粒径以上の切屑は発生しない.工具を製造する際の砥粒率は、使用する砥粒径に関係なく一様で、50%以下にすれば良いことが分かった.
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