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2012 年度 実績報告書

塑性加工工具表面テクスチュアを有効に活用するための各種潤滑剤の性能評価

研究課題

研究課題/領域番号 22560116
研究機関鹿児島大学

研究代表者

上谷 俊平  鹿児島大学, 理工学研究科, 准教授 (40204622)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード塑性加工 / アルミニウム / 潤滑油 / 表面テクスチュア
研究概要

(内容) 平成24年度は、実験用材料にアルミニウム材A1050を使用し、平面ひずみ押出し加工タイプ試験装置による冷間押出し加工実験(摩擦測定)と、平面ひずみ後方押出し鍛造試験装置による冷間鍛造実験を行った。次の4点について成果を得た。①平面ひずみ押出し加工タイプの摩擦測定装置の改良を行い、実験精度が向上した。②改良した摩擦測定装置を使用して、2種類の鉱油について工具表面に微細加工を施さない場合の冷間押出し加工実験(摩擦測定)を行い、潤滑油粘度の違いによる摩擦係数の比較を行った。摩擦係数と粘度、製品表面性状との関連性を明らかにした。③鉱油とパーム油を試験用潤滑油として、微細ピットを平面工具表面に施した場合の摩擦計測実験を行った。摩擦係数、摩擦力、法線力を算出し、工具表面の微細ピット加工の有無が潤滑面に及ぼす影響を明らかにした。④平面ひずみ後方押出し鍛造試験装置による冷間鍛造実験において、工具表面に設けた微細溝列と微細ピット模様が加工状態に及ぼす影響を検討した。試験用潤滑油には、昨年度押出し加工実験を実施し、表面平滑化への潤滑剤種類の影響を検討した際に、潤滑性に優れていた市販加工油を使用した。微細ピット加工が加工面に潤滑油を供給し、摩擦力を低減することを明らかにした。
(意義と重要性) 塑性加工において、工具表面に設けた表面テクスチュア(微細ピット、微細溝列)を利用する場合に、表面テクスチュアが潤滑面にどのような影響を及ぼすかを明らかにした。塑性加工における潤滑性の向上や表面品質の向上の目的で工具や被加工材表面に微細穴加工や微細溝加工などの表面テクスチュアを活用する技術において、表面テクスチュアの有効性を実験的に明らかにすることができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 平面ひずみ後方多列押出し加工に関する研究-パンチ表面に設けた表面テクスチャが製品表面性状に及ぼす影響-

    • 著者名/発表者名
      上谷俊平
    • 学会等名
      平成25年度塑性加工春季講演会
    • 発表場所
      大同大学(愛知県名古屋市)

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公開日: 2014-07-24  

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