研究課題
本プロジェクトの最終年度である本年度は(1)ELF帯電磁波動観測ネットワークの充実、(2)夏季雷、冬季雷観測キャンペーンの実施(25年度)、(3)データ解析及び、研究成果の発表が以下の様に行われた。まず(1)では、母子里(北海道)、垂水(九州)に加えて、3点目の伊豆大島へ仮設置を行い、テスト観測を実施している。3点の観測点が整備されたことにより、日本周辺領域の雷放電が公会法により高精度標定が可能となる。次に(2)では、昨年同様、夏季雷、冬季雷ともに総合観測を実施した。具体的には、ELF帯電磁波の連続観測、調布、津山(岡山)での中間圏発光現象の光学観測、また高周波数帯(VHF)での観測を行った。さらに(3)では、ELF帯ネットワーク観測からの長期間のデータが存在しないため、母子里ELF帯データとLF帯雷標定ネットワークデータとの併用により、1年間にわたる日本周辺落雷エネルギー、極性及び最大電流別雷放電分布の作成を行った。その結果、以前から知られているように冬季には北陸沿岸に、エネルギーの大きな正極性落雷が多数発生していることが確認されたが、今回初めて、冬季の太平洋沖での落雷の頻発領域においても、多数のエネルギーの大きな落雷の発生していることが発見された。また、国際宇宙ステーションGLIMSミッションの打ち上げがH24年7月無事成功し、本格運用が開始され、書記データの解析を実施している。上記の研究成果は、複数の国内外での学会にて発表された。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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