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2012 年度 実績報告書

リップルを含んだ電流による超伝導体の通電損失に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22560278
研究機関九州工業大学

研究代表者

小田部 荘司  九州工業大学, その他の研究科, 教授 (30231236)

研究分担者 木内 勝  九州工業大学, その他の研究科, 准教授 (90304758)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード超伝導 / 電力ケーブル / リップル電流 / 通電損失 / 交流損失
研究概要

実用化が期待されている直流送電を行う超伝導電力ケーブルでは既存の電力システムが交流であるために、交直変換を経た電流を通電することになる。この際には場合によって巨大なインダクタンスが必要であり、コストがかかる。このインダクタンスを小さくすると直流電流に交流電流が重畳したリップル電流が通電されることになる。このときには直流とは違って通電損失が発生し、冷却コストが上がることが考えられる。しかしまだリップル電流が通電された際の、通電損失は評価されていない。
そこで、直流電流に交流電流が重畳したリップル電流を円柱状超伝導体に流したときに発生する通電損失を理論的に評価した。また有限要素法を用いて数値計算を行い、円柱状超伝導体の時の通電損失の理論結果と一致することを確かめた。さらにストリップ状超伝導体の場合について有限要素法による数値計算を行った。これらのことから任意形状の超伝導体について数値計算できることを確認した。直流電流がない純粋な交流電流における通電損失に比べて、直流電流がある場合には通電損失は大きくなるが、その際の通電損失の絶対値はかなり小さいことが分かった。この結果、リップル電流振幅が十分に小さければ、通電損失は十分に小さく実用上は問題ないであろうことを確かめることができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Estimation of AC loss in cylindrical superconductor with ripple current2012

    • 著者名/発表者名
      E.S. Otabe
    • 雑誌名

      Physics Procedia

      巻: 27 ページ: 248-251

    • DOI

      DOI:10.1016/j.phpro.2012.03.457

    • 査読あり
  • [学会発表] Numerical Estimation of AC Loss in Superconductor with Ripple Current2012

    • 著者名/発表者名
      E.S. Otabe
    • 学会等名
      25th International Symposium on Superconductivity (ISS2012)
    • 発表場所
      Tokyo
    • 年月日
      20121203-20121205
  • [備考] 小田部研究室

    • URL

      http://aquarius20.cse.kyutech.ac.jp

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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