研究課題
(1)ナノCMOSシステムLSIでのキーコンポーネントである、タイムデジタイザ回路の高精度化のためにマルチビット構成とその非線形性の自己校正法を考案し、特許出願、学会発表を行った。また、タイムデジタイザ回路のディジタル信号間のタイミングの短時間・高精度テストへの応用を検討した。(2)連続時間アナログフィルタのディジタル自己調整法を考案し、シミュレーションによる原理確認を行い、学会発表を行った。(3)パイプラインADCの精度を向上させる自己校正アルゴリズムを考案し、シミュレーションにより有効性を確認し、学会発表を行った。(4)サイクリックADCの精度を向上させ低消費電力化を実現する自己校正アルゴリズムを考案しシミュレーションにより有効性を確認し、学会発表を行った。(5)ADCのテスト信号をディジタル信号処理により高線形化する技術を開発し実測で有効性を確認した。(6)完全ディジタルPLL回路の短時間での自己校正アルゴリズムの実機検証を行った。
2: おおむね順調に進展している
着実に研究成果がでており、学会発表、論文発表にもつながっている。
半導体メモリの回路・システム構成、テスト方法にヒントを得て、アナログ回路にもその考え方が援用する方式を新たに着想したので、その着想の検討も含めて研究を推進していく。
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IEICE Trans.on Electronics
巻: Vol.E93-C ページ: 1061-1064
10.1587/transele.E.94.C.1233
巻: Vol.E93-C ページ: 1233-1236
10.1587/transele.E.94.C.1061