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2010 年度 実績報告書

MIMOレーダーを応用した無線端末間相対位置検出

研究課題

研究課題/領域番号 22560355
研究機関北海道大学

研究代表者

西村 寿彦  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (70301934)

研究分担者 小川 恭孝  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (70125293)
大鐘 武雄  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (10271636)
キーワードUWB / MIMO / 位置検出 / 到来方向推定
研究概要

本研究ではMIMOシステムによって送受信間の相対位置を推定する方法、すなわち、MIMOレーダの実現法を検討している。これまでにMIMO-UWB(Ultra WideBand)-IR(Impulse Radio)通信を利用した高精度位置検出について検討してきたが,本年度はこの研究を発展させ,特に以下の2つについて検討し,学会発表を行った.
1.これまでに検討したUWB通信を利用した高精度位置検出法は,その到来信号が無相関(インヒーレント)なものを扱っていたが,ここでは,有相関(コヒーレント)の信号を取り扱う.その際,高分解能到来方向推定法であるMUSIC法に空間スムージングを施すことで可能となり,その特性を計算機シミュレーションにより評価した.その結果,高い確率で2波を分離可能であることがわかった.
2.前述の手法は,近接した角度で到来する2波を高精度分離する方法であったが,ここでは,ランダムに到来する2波を高精度で方向推定する方法を検討した.すでに検討した直線アレーとともに円形アレーを用いた場合についても,特性評価を行った.その結果,円形アレーを用い,3段階で角度推定するうちの最初の段階でのスナップショットを増加させることで,より高精度の推定が可能であることがわかった.
また,室内の伝搬状況の変化を検出する方法を検討し,変化前と変化後のチャネル応答行列を操作することで,高精度な伝搬状況の変化を検出することが可能となった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マルチバンド信号を用いた到来方向推定法の精度評価2011

    • 著者名/発表者名
      前田恭平
    • 学会等名
      2011年電子情報通信学会総合大会
    • 発表場所
      東京都市大学(東京都)
    • 年月日
      2011-03-16
  • [学会発表] コヒーレントUWB信号の到来方向推定法の評価2010

    • 著者名/発表者名
      前田恭平,西村寿彦,小川恭孝,大鐘武雄
    • 学会等名
      平成22年度電気・情報関係学会北海道支部連合大会
    • 発表場所
      北海学園大学工学部(札幌市)
    • 年月日
      2010-10-23

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公開日: 2012-07-19  

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