• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

MIMOレーダーを応用した無線端末間相対位置検出

研究課題

研究課題/領域番号 22560355
研究機関北海道大学

研究代表者

西村 寿彦  北海道大学, 情報科学研究科, 助教 (70301934)

研究分担者 大鐘 武雄  北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (10271636)
小川 恭孝  北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (70125293)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード移動体通信 / MIMOレーダ / 到来方向推定
研究概要

本研究では送受信機双方に複数のアンテナ素子を搭載した多入力-多出力(MIMO)システムによって送受信間の相対位置を推定する方法、すなわち、MIMOレーダの実現法を検討してきた。問題点として、複数端末が存在する場合や、マルチパス波が存在する場合は、受信側に多くの干渉波が入射することとなり、その位置推定は困難となると予測されていた。そこで、広帯域信号を用いて複数の周波数帯の受信信号をグレーティングローブの影響のない低い周波数からより高分解能が得られる高い周波数へ順にあげていき、複数端末の位置推定を行う手法を開発した。
さらに、送信側空間平滑法を用いた到来方向推定のシミュレーションを行い、送信アレー数の増加によって受信側での相関が抑圧され特性が改善されることを示した。この送信側空間平滑法は、複数の送信素子から同時に無相関な信号を送信することで直接波と反射波に位相差を生じさせ相関を抑圧する手法である。これによって、送信素子数を増加させることで,到来波間の相関をより低下できる。このことから受信側に多くの素子が設置できない場合には、送信側に多くの素子を置くことで、推定精度を向上できることがわかった。
本提案で従来用いていたMUSIC法は、到来波数が既知である(若しくはあらかじめ別の方法で推定する)必要がある。その為、到来波数が未知でも推定可能であり、より精度の高い「圧縮センシング法」を本研究で提案している広帯域信号(マルチバンド信号)を用いた方向推定に適用し、さらに高精度の推定が可能となることを示した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 圧縮センシング法を用いたマルチバンド信号到来方向推定の検討2013

    • 著者名/発表者名
      寺田 翼(西村寿彦)
    • 学会等名
      2013年電子情報通信学会総合大会
    • 発表場所
      岐阜大学(岐阜市)
    • 年月日
      20130319-20130322
  • [学会発表] 送信側空間平滑法を用いた広帯域信号到来方向推定の精度評価2012

    • 著者名/発表者名
      寺田 翼(西村寿彦)
    • 学会等名
      2012年電子情報通信学会ソサイエティ大会
    • 発表場所
      富山大学 五福キャンパス(富山市)
    • 年月日
      20120911-20120914

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi