研究概要 |
生体医療分野と通信分野との連携によるバイオセンサネットワークの実現のために必要となる,生体内の病変場所や手術場所に投入されるマイクロロボットの位置を特定する位置検出(ポジショニング)技術および限られた電力でより多くの生体情報の高速伝送技術を低コストで実現する方法について原理検証した。前者については,複数の測定点において,磁気センサによる3軸磁界成分を測定することにより,マイクロロボットの位置を同定する方法を実験的・理論的に示した。後者については,生体インピーダンスを考慮して,整合条件を満たすことに最大効率で信号を注入する直接生体注入方式について実験的に検討した。
|