研究課題/領域番号 |
22560400
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研究機関 | 旭川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
大島 功三 旭川工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (10310971)
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研究分担者 |
今井 卓 北見工業大学, 工学部, 助教 (00584575)
柏 達也 北見工業大学, 工学部, 教授 (30211155)
村本 充 苫小牧工業高等専門学校, 文系・理系総合学科, 准教授 (30353220)
田口 健治 北見工業大学, 工学部, 准教授 (60435485)
小川 恭孝 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (70125293)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 到来方向推定 / 遺伝的アルゴリズム / 免疫アルゴリズム / 粒子群最適化 / MUSIC法 |
研究概要 |
近年の移動体通信の発展は目覚しく,携帯電話・スマートフォン,タブレット端末等の普及は著しい.第3世代以降の携帯電話や高度道路交通システム(ITS)などの高度なシステムを実現する上で電波の反射・回折・散乱による多重波伝搬環境を把握することが重要となっている.また,不法電波の探知においても電波の到来方向推定技術が利用されている.本研究では,メタヒューリスティックスを用いて高分解能な多重波伝搬推定を実現することを目的としている. 本年度は,昨年度実施したメタヒューリスティックスの一手法である遺伝的アルゴリズム(GA)を用いた到来方向推定に対して,免疫アルゴリズム(IA)や粒子群最適化(PSO)を用いた検討を行った.遺伝的アルゴリズムを用いた場合に比べて推定精度を維持または向上させ,演算量の削減も実現することができた.計算機シミュレーションにより,本手法の有効性を示した. また,きわめて近接した波が到来した場合に,MUSIC法等により推定された到来方向の僅かな誤差により,信号電力推定精度が極端に劣化する場合がある.その誤差について検証するとともに,誤差軽減のための手法を提案し,到来方向と信号電力の推定誤差を軽減できることを計算機シミュレーションにより示した. また,メタヒューリスティックスの到来方向推定以外への応用として,パラメータ設定の必要がなく適用が容易なパラメータフリーGAを用いたアンテナの自動設計に関する基礎的検討を行った.計算機シミュレーションにより,その有効性を示した.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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