• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

近接最適性原理に基づくメタヒューリスティクスの解析と設計

研究課題

研究課題/領域番号 22560404
研究機関首都大学東京

研究代表者

安田 恵一郎  首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (30220148)

研究分担者 相吉 英太郎  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90137985)
キーワード最適化 / メタヒューリスティクス / 近接最適性原理 / 汎用設計論 / アルゴリズム / 連続型最適化
研究概要

多様なアナロジーが存在するという斬新なインパクトを持つメタヒューリスティクスは,さまざまな工学分野に適用され,成果を挙げてきた。メタヒューリスティクスのアルゴリズムの解析・設計においては,個々の手法の持つアナロジーに基づいて行われることが多いが,メタヒューリスティクスの解析・設計は,アルゴリズムの移動戦略の解析・設計に帰着できる。
本研究では,メタヒューリスティクスの持つアナロジーに立脚するのではなく,最適化手法としての基本構造,すなわち移動戦略における(1)探索履歴情報の時間的・空間的広がりと変換・活用戦略,(2)探索点間の相互作用と生成される探索のダイナミクス,を近接最適性の観点から統一的に解析することで,メタヒューリスティクスの汎用設計論を構築し,これに基づく新たな連続・離散型メタヒューリスティクスの開発と性能評価を行うことを目的としている。
平成22年度における研究成果は以下の通りである。
(1)近接最適性原理に立脚し,これまでの主要なメタヒューリスティクスを,探索履歴情報の時間的・空間的広がりと変換・活用戦略,及び探索点間の相互作用と生成される探索のダイナミクスの観点から統一的に解析し,最適化手法としての基本的構造を明らかにした。
(2)上記の構造解析を踏まえた,アナロジーに基づかないメタヒューリスティクス汎用設計法の構築と,高い自由度と探索性能を有する新たな連続型・離散型メタヒューリスティクスを開発し,ベンチマーク問題を用いた数値実験により探索性能を検証した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 多品種同時競売のための最適価格決定問題とParticle Swarm Optimizationによる最適価格探索法2011

    • 著者名/発表者名
      増田和明, 相吉英太郎
    • 雑誌名

      電気学会 電子・情報・システム部門誌

      巻: Vol.131 ページ: 763-768

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 適応化を考慮したクラスタ構造型Particle Swarm Optimization2010

    • 著者名/発表者名
      矢澤一行, 元木誠, 石亀篤司, 安田恵一郎
    • 雑誌名

      電気学会 電子・情報・システム部門誌

      巻: Vol.130 ページ: 723-724

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Primary Study of Spiral Dynamics Inspired Optimization2010

    • 著者名/発表者名
      K.Tamura, K.Yasuda
    • 雑誌名

      IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering

      巻: Vol.6 ページ: 98-100

    • 査読あり
  • [学会発表] 群知能とParticle Swarm Optimization2010

    • 著者名/発表者名
      安田恵一郎
    • 学会等名
      日本機械学会 第9回最適化シンポジウム2010
    • 発表場所
      名古屋市
    • 年月日
      2010-12-09
  • [学会発表] PSOを用いたLotka-Volterra方程式のヘテロクリニックサイクル生成法2010

    • 著者名/発表者名
      大西怜志, 相吉英太郎
    • 学会等名
      電気学会 電子・情報・システム部門大会
    • 発表場所
      熊本市
    • 年月日
      2010-09-03

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi